サンプルコードで作りながら学ぶReact Native実践入門
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私が所属するピクスタ株式会社やスナップマート株式会社では、スマホアプリをSwiftで開発しています。ところが、開発部に所属エンジニアの大半はWebを主戦場にしているエンジニアが多く、Swift製のスマホアプリをメンテナンスできるエンジニアが限られています。この状況では、継続的かつ迅速に開発を行うことはおろか、ビジネス要求に応えることも困難です。 本書では、当時の状況、技術選定、開発時の詳細(ReactNativeによる実装)を書いていきます。 SnapmartではReact Native製アプリを無事にリリースできたことや、狙い通り継続的に改善改修ができる状態になりました。 筆者は、この開発経験でWebエンジニアでもスマホアプリ開発が行える手応え得ることができたので、その知見を共有したいと思い、執筆を決意しました。
目次
本書では、大きく4部に分けて下記のことをお伝えします。 1. モバイルアプリ開発者が不在の現場で、スマホアプリ実装と継続的な開発をどう考え、どのように行うか 2. React Native製アプリの基本的な実装とUI構築方法 3. 規模が大きくなったアプリで必要になるツールとその使い方 4. よりリッチなUI構築とリリースまでの流れ
本書の趣旨と対象読者
読者の皆さんがReact Nativeがどのようなものかの理解や、動作するアプリを構築できるようになることを目標にします。"習うより慣れろ"の精神で、実際にコードに触れながら解説をしていきます。 筆者がReactNativeで実装を始めたときのスキルレベルは「Reactは知っているが、ネイティブアプリ開発の知識はない」というレベルでした。if文やfor文などの基本構文、JSX、propsとstateの理解、ライフサイクルは理解している状態です。 しかし、実装の中で、しばしば「今発生したエラーはReact Native, React, その他のモジュールのどこにあるのか?」というように問題をうまく切り分けることができず、混乱してしまうことがありました。 本書では「JavaScript(React)での開発経験はあるが、スマホのネイティブアプリの開発経験はない」というWebエンジニアの方向けに、React Nativeや実装を取り巻く技術を1つずつ整理しながら解説していきます。